![]() Uma/gan対応の電子装置におけるwlanへの近接度の評価方法及びシステム
专利摘要:
無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)への電子装置の近接度を評価するための改善された方法及びシステムは、個々のアクセスポイントに対する信号強度に基づいてソートされたセルラ通信アクセスポイントのリストによって定義される位置の作成に関するものである。このリストには1つ以上の同様に定義された基準位置に対してスコアが与えられて、電子装置が以前に接続されていた(但し現在は接続されていない)WLANのプローブを行うのに有利な地理上のポジションに存在するかどうかを電子装置が判定できるようになっている。 公开号:JP2011508475A 申请号:JP2010536541 申请日:2008-06-16 公开日:2011-03-10 发明作者:マティアス オステルグレン, 申请人:ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー; IPC主号:H04W48-16
专利说明:
[0001] 本開示の技術は一般に移動電子装置用のネットワークアクセスに関し、特に、複数のタイプのネットワークインタフェースを介して通信を行うように構成された電子装置における無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)への近接度を評価するシステム及び方法に関するものである。] 背景技術 [0002] モバイル電話機のような移動電子装置のためのネットワーク接続性オプションが増加している。例えば、汎用アクセスネットワーク(GAN)としても知られている無認可移動体アクセス(unlicensed mobile access:UMA)は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)とセルラ無線アクセス技術との間で行われる移動電子装置のシームレスなハンドオーバを可能にする通信原理である。無線アクセス技術とは、例えば、移動通信用グローバルシステム(GSM)、符号分割多元接続(CDMA)、広帯域CDMA(WCDMA)、及び汎用パケット無線サービス(GPRS)などを含む技術である。WLAN技術とは、例えば、(IEEE802.11規格に基づくネットワークなどの)WiFi及び(IEEE802.16規格に基づくネットワークなどの)WiMAXのような無認可スペクトル技術を含む技術である。] [0003] UMA/GAN動作では、モバイル電話機はWLAN接続を介してサービスプロバイダのコア交換ネットワークと通信を行うことができる。すなわち、WLAN接続中に、パケット交換され、かつ、回線交換されたデータ信号はインターネットプロトコル(IP)接続を介して送信されることができる。WLAN接続が失われた場合、呼信号及びデータ信号は利用可能な無線アクセス技術接続を介して送信されることができる。モバイル電話機が移動する際、モバイル電話機が以前に接続されていたWLANを再発見することが望ましい場合がある。既知のWLANのプローブを行うこと(probing)は相対的に多量の電力リソース及び無線回路リソースを費やすことになる。したがって、WLANが通信範囲内に存在する可能性が低い場合、WLANアクセスのプローブを行うことはモバイル電話のリソースの非効率的な使用となる。] 発明が解決しようとする課題 [0004] 移動電子装置による既知のWLANのプローブ方法を改善するために、本開示は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)への電子装置の近接度を評価するための改善された方法及びシステムについて記述するものである。この技術は、個々のアクセスポイントに対する信号強度に基づいてソートされたセルラ通信アクセスポイントのリストによって定義される位置の生成に関わるものである。このリストには1つ以上の同様に定義された基準位置に対してスコアが与えられて、電子装置が以前に接続されていた(但し現在は接続されていない)WLANのプローブを行うのに有利な地理上のポジションに存在するかどうかを電子装置が判定できるようになっている。] 課題を解決するための手段 [0005] 本開示の1つの側面によれば、汎用アクセスネットワーク対応の電子装置によってWLANのプローブを開始する方法には、電子装置に対する現在のポジションのメトリック(この位置メトリックは電子装置の現在のポジションと関係すると共に、現在位置において確かめられたそれぞれの信号強度値に従って順序づけられたセルラ通信基地局IDからなるリストである)を生成するステップと、位置メトリックをWLANに対する基準位置メトリック(この基準位置メトリックは、電子装置がWLANに接続されていた電子装置の以前のポジションと関係するセルラ通信基地局IDと、以前のポジションにおいて確かめられたそれぞれの信号強度値に従って順序づけられた基準位置メトリック用の基地局IDとのリストである)と比較するステップと、電子装置がWLANに接続され、かつ、位置メトリックが、基準位置メトリックとの、第1の所定のしきい値の地理上の相関値未満の値を有している場合、追加の基準位置メトリックとして位置メトリックをWLANと関連付けるステップと、そうでない場合に、位置メトリックが位置メトリックとの第2の所定のしきい値の地理的相関値よりも大きい値を有する場合、プローブを開始するステップとが含まれる。] [0006] プローブを開始する本方法の1つの実施形態によれば、上記比較ステップには、位置メトリックでの基地局IDの順序が基準位置メトリックでの基地局IDの順序にどのくらい良好に対応しているかに基づく値を含む一致スコアを生成するステップが含まれる。] [0007] プローブを開始する本方法の1つの実施形態によれば、基準位置メトリックの中に存在しない基地局IDが位置メトリックの中に含まれていれば、一致スコアは減らされる。] [0008] プローブを開始する本方法の1つの実施形態によれば、複数のWLANが存在し、個々の比較に対応する地理上の一致スコアを生成するために、個々のWLANについてWLANに対する位置メトリックを基準位置メトリックと比較し、一致スコアのうちの最大スコアを決定し、個々のWLANに対する最大一致スコアに基づいてWLANを順序づけることによって上記決定された順序でこれらのWLANのプローブが行われる。] [0009] プローブを開始する本方法の1つの実施形態によれば、電子装置がWLANに接続されていなければ、電子装置の次の現在位置メトリックが生成されるまで、遅延継続期間が確立され、この遅延継続期間は現在位置メトリックと基準位置メトリックとの間の地理的対応関係に基づくものとなる。] [0010] プローブを開始する本方法の1つの実施形態によれば、基準位置メトリックは、複数の基準位置メトリックのうち、現在位置メトリックと最大の地理的対応関係を有するものとなる。] [0011] 本開示の別の側面によれば、WLANへの電子装置の近接度を評価する方法には、個々の基地局IDの信号強度値に基づいて順序づけられたセルラ通信基地局IDのリストによって定義される現在位置メトリックを電子装置のために生成するステップと、1つ以上の基準位置メトリック(個々の基準位置メトリックは電子装置がWLANに接続されていたポジションに対応し、かつ、該基準位置メトリックが確立された時点における個々の基地局IDの信号強度値に基づいてソートされたセルラ通信基地局IDのリストによって定義される)との地理上の対応関係のために位置メトリックのスコアリングを行うステップと、地理的対応関係がWLANのプローブを行うのに有利であるかどうかを上記スコアリングの結果に基づいて判定するステップと、を含む。] [0012] 近接度を評価する本方法の1つの実施形態によれば、位置メトリックと個々の基準位置メトリックとの間の地理上の対応関係は、位置メトリックでの基地局IDの順序が基準位置メトリックでの基地局IDの順序にどのくらい良好に対応しているかに基づく値を含む一致スコアによって定義される。] [0013] 近接度を評価する本方法の1つの実施形態によれば、基準位置メトリックの中に存在しない基地局IDが位置メトリックの中に含まれていれば、一致スコアは減らされる。] [0014] 1つの実施形態によれば、近接度を評価する方法は、上記判定ステップが有利のものであれば、WLANのプローブを行うステップをさらに含む。] [0015] 近接度を評価する本方法の1つの実施形態によれば、複数のWLANが存在し、個々の比較に対応する地理上の一致スコアを生成するために、個々のWLANについてWLAN用の位置メトリックを基準位置メトリックと比較し、一致スコアのうちの最大スコアを決定し、個々のWLANの最大一致スコアに基づいてWLANを順序づけることにより上記決定された順序でこれらのWLANのプローブが行われる。] [0016] 1つの実施形態によれば、近接度を評価する方法は、電子装置の次の現在位置メトリックが生成されるまで、遅延継続期間を確立するステップをさらに含み、この遅延継続期間は現在位置メトリックと1つ以上の基準位置メトリックとの間の地理的対応関係に基づくものとなる。] [0017] 本開示の別の側面によれば、汎用アクセスネットワーク対応の移動電子装置は、WLANの可用性に依存して、セルラ通信基地局又はWLANを介してコア移動通信ネットワークとの通信を確立する無線回路と、WLANへの近接度を評価するコントローラとを含む。その場合コントローラは、電子装置に対する現在位置メトリック(この位置メトリックは個々の基地局IDの信号強度値に基づいて順序づけられたセルラ通信基地局IDのリストによって定義される)を生成し、1つ以上の基準位置メトリック(個々の基準位置メトリックは電子装置がWLANに接続されていたポジションに対応し、かつ、該基準位置メトリックが確立された時点における個々の基地局IDの信号強度値に基づいてソートされるセルラ通信基地局IDのリストによって定義される)との地理上の対応関係に対応する位置メトリックのスコアリングを行い、上記スコアリングの結果に基づいて地理的対応関係がWLANのプローブを行うのに有利であるかどうかを判定するように構成される。] [0018] 電子装置の1つの実施形態によれば、位置メトリックと個々の基準位置メトリックとの間の地理上の対応関係は、位置メトリックでの基地局IDの順序が基準位置メトリックでの基地局IDの順序にどのくらい良好に対応しているかに基づく値を含む一致スコアによって定義される。] [0019] 電子装置の1つの実施形態によれば、基準位置メトリックの中に存在しない基地局IDが位置メトリックの中に含まれていれば、一致スコアは減らされる。] [0020] 電子装置の1つの実施形態によれば、上記判定が有利なものであれば電子装置はWLANのプローブを行う。] [0021] 電子装置の1つの実施形態によれば、複数のWLANが存在し、コントローラは、個々の比較に対応する地理上の一致スコアを生成するために、個々のWLANについてWLANに対する位置メトリックを基準位置メトリックと比較し、一致スコアのうちの最大スコアを決定し、個々のWLANに対する最大一致スコアに基づいてWLANの順序を確立し、WLANの順序でWLANのプローブを行うために電子装置を制御するようにさらに構成される。] [0022] 電子装置の1つの実施形態によれば、コントローラは、電子装置の次の現在位置メトリックが生成されるまで、遅延継続期間を確立するようにさらに構成され、この遅延継続期間は現在位置メトリックと1つ以上の基準位置メトリックとの間の地理的対応関係に基づくものとなる。] [0023] 上記の特徴及び更なる特徴は、以下の説明及び添付図面を参照することにより明らかになるであろう。上記説明と図面において、本発明の原理が採用され得るいくつかの方法のうちの一例として本発明の特定の実施形態を詳細に開示する。しかし、本発明の範囲はそれらの実施形態に限定されるものではないことは理解されよう。逆に、本発明は、本明細書に添付の請求の範囲の趣旨及び条件内に含まれる全ての変更、変形及び均等物を含むものである。] [0024] 1つの実施形態に関して記載されているか、例示されているかの少なくともいずれかの特徴は、1つ以上の別の実施形態においても同じ方法で、又は同様の方法で、あるいは、その他の実施形態の特徴と組み合わされた態様か、又はその他の実施形態の特徴の代わりの態様かの少なくともいずれかの態様で用いることができる。] 図面の簡単な説明 [0025] WLAN近接度評価関数を含む例示の移動電子装置としてのモバイル電話機の概略図である。 図1の電子装置の(概略)ブロック図である。 図1の電子装置が動作することができる通信システムの概略図である。 図1の電子装置を用いてWLANの近接度評価を行う例示の方法を表すフローチャートである。 1つ以上のWLANのプローブを行う例示の方法を表すフローチャートである。] 図1 実施例 [0026] 以下図面を参照して実施形態について説明するが、以下では、同様の要素を参照するために同一の参照番号が使用される。これらの図は必ずしも縮尺どおりではないことは理解されよう。] [0027] 本明細書では、実施形態は主としてモバイル電話機に関連して説明される。しかしながら、記載の技術がモバイル電話機以外の稼働環境においても実行可能であることは理解できよう。したがって、本明細書で用いられているように、電子装置という用語は、任意の種類の適切な電子機器であってもよく、このような電子機器の例の中には、(移動無線端末とも呼ばれる)携帯用無線通信デバイス、ページャ、コミュニケータ、電子手帳、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)、スマートフォン、(MP3プレイヤとビデオゲーム用プレイヤのうちの少なくともいずれかのような)メディアプレイヤ及びコンピュータが含まれる。] [0028] まず図1及び図2を参照すると、電子装置が示されている。電子装置10は、1つ以上の既知のWLANまでの電子装置の近接度を評価するように構成されると共に、条件がWLANとの接続を確立するのに有利であれば、ある特定のWLANのプローブを行うように構成されたWLAN近接度評価機能部12を含む。本明細書で用いられているような「プローブを行うプローブを行う」という用語は、サービスセット識別子(SSID)のような或る一定のIDに関連付けられた特定のWLANの探索を意味する。] 図1 図2 [0029] WLAN近接度評価機能部12についての追加の詳細及び動作について以下さらに詳述する。WLAN近接度評価機能部12は電子装置10内に常駐し、かつ、電子装置10によって実行される実行可能コードとして具現化されてもよい。1つの実施形態では、WLAN近接度評価機能部12はコンピュータ又はコンピュータ可読媒体に記憶されたプログラムであってもよい。WLAN近接度評価機能部12は単体のソフトウェアアプリケーションであってもよいし、あるいは、電子装置10に関係する追加タスクを実行するソフトウェアアプリケーションの一部を形成するものであってもよい。] [0030] さらに図3に示すように、電子装置10は通信システム14の一部として動作するようにUMA/GAN機能によって構成されてもよい。システム14はコア移動通信ネットワーク16を含んでもよい。電子装置10はWLAN18との接続を介してコア移動通信ネットワーク16にアクセスすることができる。電子装置10に対応する任意の所定の地理上のポジションにおいて、2つ以上の利用可能なWLAN18が存在してもよいが、電子装置10は通常、WLAN18に関連付けられた無線アクセスポイント20を通じて1つのWLAN18と接続を確立する。個々のWLAN18は1つ以上のアクセスポイント20を有してもよく、さらに、個々のWLAN18はWLAN18内の個々のアクセスポイント20を組み合わせたサービスエリアにより決定される、関連付けられたサービスエリアを有する。これらのWLAN18及びコア移動通信ネットワーク16はIPアクセスネットワーク22により動作可能に一体にネットワーク化されてもよい。IPアクセスネットワーク22はインターネットのような広域ネットワークの部分を含んでもよい。] 図3 [0031] 電子装置10がWLAN18と動作可能に接続されていない場合、電子装置はGSM、CDMA、WCDMA、GPRS又は他の同様の規格のような無線アクセス技術に基づくセルラ無線アクセスネットワーク24を通じてコア移動通信ネットワーク16にアクセスすることができる。電子装置10は、一般に基地局と呼ばれる複数の通信ポイントのうちの1つの通信ポイントを通じて無線アクセスネットワーク24と通信を行う。個々の基地局26はサービスエリア28を有してもよい。但し複数のサービスエリア28間でのオーバラップが一般的に存在する。また、個々の基地局26は一意的に識別することができる。例えば、GSM無線アクセスネットワークにおいて、識別子は、サービスプロバイダに依存して、基地局セルのID(BSIC)又は絶対無線周波数チャネル番号(ARFCN)であってもよい。同様に、WCDMA無線アクセスネットワークでは、個々の基地局26はスクランブリングコード(SC)に関連付けられてもよい。無線アクセスネットワーク24用の個々の基地局26のための識別子を本明細書では一般的にセルIDと称する。本明細書に記載の技術は、ネットワークのタイプや基地局のタイプに依存するものではないことは理解できよう。例えば、これらの技術は、GSM、WCDMA、CDMA、別の規格または1つ以上の規格を用いるように構成された電子装置によって使用されてもよい。したがって、「セルID」という用語は単に「セルラ」ネットワークのための通信アクセスポイント識別子のみに限定されることを意図するものではない。] [0032] コア移動通信ネットワーク16は、電子装置10により送出され、かつ、電子装置10を受信先とする呼を管理し、電子装置10へデータを伝送し、かつ、他の任意のサポート機能を実行するためのサーバ(又は複数のサーバ)を有するものであってもよい。理解されるように、サーバはサーバ機能を実行するために用いられる通常のコンピュータシステムとして構成されてもよく、さらに、サーバの機能を具現化する論理演算命令を含むソフトウェアを実行するように構成されたプロセッサと、このようなソフトウェアを記憶するメモリとを含んでもよい。通信システム14は複数のモバイル電話機及び別のタイプのエンドユーザ装置の通信活動をサポートすることができる。] [0033] 特定のWLANのプローブを行う適当な時間を決定する技術は2つの段階を有してもよい。第1の段階は、地理上の位置セルIDからなるソートされたリストと、関連付けられた信号強度情報とから作成された地理上の位置参照情報を位置更新情報と比較するステップを含む。電子装置10がWLANに接続されていれば、上記比較の結果を用いて新たな位置参照情報を生成してもよい。電子装置10がWLANに接続されていなければ、上記比較の結果を用いて、電子装置10がWLANのプローブを行うべきかどうかを判定するようにしてもよい。プローブすべき有利なチャンスが存在する旨の決定に第1の段階が達した場合、第2の段階は既知のWLANのプローブを行う順序を決定するステップを含む。] [0034] 図4にさらに示すように、WLANへの近接度を評価する例示の方法を実行するための論理処理が例示されている。例えば、WLAN近接度評価機能部12の実施形態を実行することによって上記例示の方法を実行することができる。したがって、図4のフローチャートは電子装置10により実行される方法のステップを示すと考えることができる。図4は機能論理ブロックを実行するある特定の順序を示すものではあるが、ブロックを実行する順序は図示の順序を基準として相対的に変更してもよい。また、連続して示された2つ以上のブロックを同時に実行してもよいし、あるいは部分的に一致させて実行してもよい。或る種のブロックは省略してもよい。] 図4 [0035] 論理フローは、電子装置10がWLAN18のうちの1つと動作可能に接続されているか否かの判定が行われるブロック30から開始することができる。本明細書で用いられているような「接続する」という用語は、電子装置10とWLAN18との間における確立されたセッションの存在を意味する。] [0036] WLAN18との接続が存在していれば、ブロック30において肯定の判定が行われ、論理フローは位置更新が開始されるブロック32へ進むことができる。この位置更新には、位置データの収集と、WLAN18への接続が失われた場合に電子装置10へのサービスの提供が課せられている基地局26のセルIDと、サービス提供基地局26に関する信号強度値とが含まれてもよい。上記位置データは、サービス提供基地局26の近傍にある任意の基地局26のセルIDと、近傍基地局26のそれぞれに対する信号強度値とをさらに含んでもよい。データが収集される近傍基地局26は、電子装置10によって検出可能な信号を有する任意の基地局26、又はサービス提供基地局26と地理上の既知の関係を持つ基地局26を含んでもよい。ブロック32の位置データ収集の結果はセルIDの配列として編成することができる生の位置データを収集したものであってもよい。その場合、配列内の個々のセルIDは関連付けられた信号強度を有するものとなる。] [0037] ブロック32の位置更新中に取得された生の位置データは、位置(位置L又は単に「L」とも呼ばれる)を生成するためにブロック34でソートされてもよい。その場合上記位置は、セルIDと、関連付けられた信号強度値とからなる配列となる。生の位置データのソートステップは降順の信号強度の形で位置セルIDをリストし、それによって最も強い信号強度に関連付けられたセルIDがリスト内の第1のポジションを占め、かつ、最も弱い信号強度に関連付けられたセルIDが最後のポジションを占めるようにするステップを含んでもよい。表1はセルIDと関連付けられた信号強度値のソートされたリストの形で例示の位置Lを示す表である。この表では、第1のセルIDの信号強度は第2のセルIDの信号強度よりも高く、第2のセルIDの信号強度は第3のセルIDの信号強度よりも高くなっている等(例えば、表1からの命名法を用いれば、SS1>SS2>SS3>SSn)となる。1つの実施形態では、位置LのセルID及び関連付けられた信号強度値の数は最も強い信号強度に対応する所定数のセルIDの数に制限されたものであってもよい。例えば、位置Lは4つの最も強い信号強度に関連付けられたセルIDに制限されてもよい。] [0038] ] [0039] 以下のブロック34では、論理フローは、ブロック36へ進むことができ、このブロック36で、1つ以上の基準位置に対応するスコアが位置Lに与えられる。個々の基準位置(やはり位置M又は単に「M」と呼ばれる)はセルID及び関連付けられた信号強度値からなるソートされたリストである。個々の基準位置Mに対して、位置Lがどのくらい良好に位置Mに一致しているかを示す、整数値のような単一の値を返すスコアリング関数の形で比較を行ってもよい。前に存在していた基準位置が存在しなければ、将来の位置更新に対して比較を行う際に用いる基準位置として現在位置Lを記憶してもよい。1つの実施形態では、個々の基準位置MのセルID及び関連付けられた信号強度値の数は最も強い信号強度に対応する所定数のセルIDの数に制限されてもよい。例えば、位置Lは4つの最も強い信号強度に関連付けられたセルIDに制限されてもよい。] [0040] ブロック36のスコアリングは、以下の擬似コードリスト1の中で特定される論理ステップを用いて実行されてもよい。] [0041] 擬似コードリスト1] [0042] 擬似コードリスト1において、Rは、比較された基準位置Mと位置Lを比較したスコア(又はスコア(L,M))の返された整数値である。「I」は、更新位置Lに対応するセルIDの順序づけられたリスト内におけるポジションの値(1、2、3、...nなどの)を示し、「J」は、基準位置Mに対応するセルIDの順序づけられたリスト内におけるポジションの値(1、2、3、...nなどの)を示す。表の値は所定値を示す表から得られる。その場合表は、事実上、位置Mに対応するセルIDに対して、位置Lに対応するセルIDを対応づける行列である。] [0043] 表2は、スコアリングステップが位置Lと位置MからのそれぞれのセルIDに対応する相対的ポジションの値IとJとを通じてループする場合の、返しスコアRに加算するか、返しスコアRから減算する値を決定するために用いる場合の例示の表である。この例示の表は位置Lと位置Mとに対応する4つのセルIDを含む。実装時に、位置Lと位置Mの少なくともいずれかに対応するセルIDのうちの任意のセルIDをサポートするために表が伸長または短縮され得ることは理解できよう。例えば、ブロック32において3つのセルIDが識別された場合、これら3つのセルIDは位置Mに対応するトップ3つのセルIDと比較されてもよい。同様に、ブロック32において2つのセルIDが識別された場合、2つのセルIDは位置Mに対応するトップ2つのセルIDと比較されてもよい。あるいはブロック32において1つのセルIDが識別された場合、このセルIDは位置Mに対応する2つのセルIDと比較されてもよい。表に配置されている値は位置Lと位置Mの間の相関度を定量化するために確立された所定値である。これらの値は、移動電子装置10のシステムアーキテクチャと、位置Lと、位置Mの少なくともいずれかの位置におけるセルIDの予測された数との少なくともいずれかに基づいて選択されてもよい。また、経験的データの収集を用いて表の値を調整してもよい。] [0044] ] [0045] 位置Lから得られたセルIDが、位置Mから得られたセルIDに一致した場合、更新位置Lが決定された場合の電子装置10のポジションと、基準位置Mが決定された場合の電子装置10のポジションとの間に強い地理上の相関性が存在する可能性が大きい。このケースでは、位置Lに対応するセルIDの順位(I値)と位置Mに対応するセルIDの順位(J値)との交点における表の値は、比較ステップがルーチンの中をループするとき返しスコア値Rを累積することになる。位置Lから得られたセルIDが、位置Mから得られたセルIDに一致しなかった場合、更新位置Lが決定された場合の電子装置10のポジションと、基準位置Mが決定された場合の電子装置10のポジションとの間には弱い地理上の相関性が存在する可能性が大きい。この場合、累積された返しスコアはペナルティ量の分だけ減らされることになる。例示の擬似コードリスト1例では、ペナルティ量はパーフェクト・スコアである。このパーフェクト・スコアは、位置LにおけるセルIDの順序が位置MにおけるセルIDの順序に一致する場合に表から得られる量である。表2の例示の値を用いると、パーフェクト・スコア(及びペナルティ量)は60になる。] [0046] 表2から得られる例示の値を用いると、表3は、位置Lに対応するセルIDの順序が、位置Mに対応するセルIDの順序に一致する場合に生成されるスコアを示し、このスコアは結果として満点をもたらすことになる。] [0047] ] [0048] 表2から得られる例示の値を用いると、表4は、位置Mに対応する最後の2つのセルIDを基準として、位置Lに対応する最後の2つのセルIDの順序が逆にされた場合に生成されるスコアを示し、このスコアは結果として満点よりも小さいスコアをもたらすことになる。] [0049] ] [0050] 表5は、4つのセルIDを有する例示の位置LのセルIDに対する様々な順序と、セルID1、セルID2、セルID3及びセルID4の順序で4つのセルIDを有する例示の位置Mと比較した場合の結果スコアとを示す。図示のように、表2から得られる例示の値を用いる満点は60であり、(例えば位置Lと位置Mとに対応するセルIDの間に重複が存在しない場合のような)最低のスコアはマイナス240(−240など)である。] [0051] ] [0052] 表5のスコアによって示されるように、位置Lが(満点又は満点に近いスコアのような)高いスコアを有するとき、位置Lは地理的に基準位置Mの近くに存在する可能性が大きい。スコアが減少するにつれて、地理上の位置Lの位置Mへの近接度は、スコアの減少に対応してさらに遠隔地に存在する可能性が大きくなる。] [0053] ブロック36のスコアリングに後続して、論理フローはブロック38へ進むことができる。ブロック38において、位置Lを基準位置Mと比較するための返されたスコアが(Threshold_Storeと呼ばれる)所定のしきい値以下であるかどうかに関する判定を行うことができる。所定のしきい値は満点よりも少ないスコアであってもよい。例えば、表2から得られる値を用いる上記のスコアリングの例では、所定のしきい値は51又は44のスコアであってもよい。このようにして、更新位置Lと基準位置Mとの間における地理的近接度の近さの一致を示すスコアは、ブロック40に関連して以下に説明するように、WLANに関連付けられた基準位置の複製処理を避けるために、接続されたWLANとの関連付けを行う処理から除外される。] [0054] 返されたスコアが所定のしきい値以下であれば、ブロック38において肯定の判定を行うことができ、次いで、論理フローはブロック40へ進むことができる。ブロック40において、位置Lは現在接続されているWLANの基準位置として記憶されてもよい。位置Lの、WLANとの関連付けによって将来の論理フローの反復時に用いる基準位置が追加される。] [0055] 返されたスコアが所定のしきい値よりも大きければ、ブロック38において否定の判定を行うことができ、次いで、論理フローはブロック42へ進むことができる。ブロック42において、現在接続されているWLANと位置Lとが以前に関連付けられていたすべての基準位置に対して比較されたかどうかに関する判定を行うことができる。位置Lが以前に関連付けられていた個々の基準位置Mと比較されていなかった場合、論理フローはブロック36へ戻って、位置Lを基準位置Mのうちの別の基準位置に対して比較することができる。位置Lが個々の基準位置Mと比較されていた場合、ブロック42において肯定の判定を行うことができ、次いで、論理フローはブロック44へ進むことができる。また、論理フローはブロック40の後ブロック44へ進むことができる。 ブロック44において、位置データの次の取得スケジュールをたてることができる。(Interval_Connectedと呼ばれる)遅延継続期間の設定によって上記スケジュールを行うことができる。この遅延継続期間とは、論理フローの次の反復開始までに経過する時間である。1つの実施形態では、上記継続期間は約1秒であってもよい。ブロック44のスケジューリングと関連付けられた時間の期限が切れた後、論理フローは、ブロック30へ戻って論理フローの次の反復を行うことができる。] [0056] 論理フローによって示されるように、スコアリング及び関連付けの判定がすべての基準位置に対して反復される。これらの比較及び関連付けの判定を行うことによって、電子装置10は、検出された基地局と、対応する信号強度とによって示されるような、接続されたWLANのサービスエリアの論理マップを効果的に作成する。ブロック38のしきい値を選択して、基準位置の複製を最小化するようにしてもよい。論理フローの処理によって追加される基準位置は、WLANサービスが将来利用可能になると予想される位置データベースを構築する役割を果たす。] [0057] ブロック36、38、40、42及び44によって表される論理的ループは、以下の擬似コードリスト2において特定される論理ステップを用いて実行されてもよい。WLANの後に続く小文字の「w」は電子装置10が接続されている接続先のWLAN18を示す指示子である。個々の既知のWLAN18は自身の一意の識別子wを有してもよい。] [0058] 擬似コードリスト2] [0059] ブロック30に戻ると、電子装置10がWLAN18に接続されていなければ、ブロック30において否定の判定を行うことができ、次いで、論理フローは位置更新が開始されるブロック46へ進むことができる。位置更新はブロック32に関連して上記に記載のような位置データの収集ステップを含んでもよい。簡潔さを旨として、ブロックの論理処理46はブロックの論理処理32と同じものと考えることにする。したがって、この論理処理については再度説明しない。ブロック46に続いて、論理フローは、ブロック46の位置更新中に取得された生の位置データをソートすることができるブロック48へ進むことができる。簡潔さを旨として、ブロックの論理処理48はブロックの論理処理34と同じものと考えることにする。、この論理処理については再度説明しない。この点に関して、論理フローはブロック32又はブロック46のうちの一方のブロックと、ブロック34又は48のうちの一方のブロックとを含んでもよい。次いで、ブロックの論理処理30は移され、ブロック32(又は46)及びブロック34(又はブロック48)の論理処理に従う。] [0060] ブロック48に続いて、論理フローは(WLAN_1,WLAN_2,...WLAN_nなどの)すべての既知のWLAN18に渡って反復することができ、それによって既知のWLAN18の各々に関連付けられた個々の基準位置Mを現在位置Lと比較して、一致スコアの生成を行うようにすることが可能となる。ブロック36において一致スコアを生成したのと同じ方法で一致スコアの生成を行うことができる。所定のしきい値以上の一致スコアが生成されれば、WLANのプローブを開始することができる。(一致スコアが所定のしきい値未満であるような)別のケースでは、個々のWLANについて生成された最大のスコアによって示されるように、既知のWLANに対応する現在位置Lがどのくらい良好に基準位置Mに対応しているかに基づいて次の位置更新のスケジュールをたててもよい。] [0061] ブロック50〜60に関して以下さらに詳述する上記処理は、以下の擬似コードリスト3の中で特定される論理ステップを用いて実行されてもよい。擬似コードリスト3において、Thresold_Close及びThreshold_Farは、Threshold_Matchの方がThreshold_Closeよりも大きくなるように予め定められたスコアリング用しきい値であり、上記Threshold_CloseはThreshold_Farよりも大きな値とする。Interval_Close及びInterval_Farは、Interval_ConnectedがInterval_Close未満となるようにした位置スケジューリング更新遅延継続期間であり、上記Threshold_CloseはThreshold_Far未満の値とする。別の実施形態では、Threshold_CloseとThreshold_Farとの間にさらに多くのしきい値が存在してもよく、かつ、既知のWLAN18のプローブが行われる可能性に備えて、消費電力と、論理フローを反復する頻度との間に所望のバランスを達成するためにさらに長い対応する間隔継続期間が存在してもよい。このケースでは、しきい値はThreshold_Match>Threshold_Close>...>Threshold_Farとなるように順序づけられてもよいし、位置更新スケジューリングがInterval_Connected<Interval_Close<...<Interval_Farとなるように同様に順序づけられてもよい。] [0062] 擬似コードリスト3] [0063] これらのステップの別の説明として、ブロック48に続いて、論理フローはブロック50へ進むことができ、このブロック50において、WLAN18のうちの1つのWLAN18に対応する位置Lを基準位置Mのうちの1つと比較することによって現在の更新位置Lにスコアが与えられる。このスコアリングはブロック36のスコアリングの場合と同様に実行してもよく、ブロック50に関しては簡潔さを旨としてスコアリングについては再述しない。] [0064] 次に、論理フローは、返されたスコアが、Threshold_Matchと呼ばれる所定のしきい値と比較されるブロック52へ進むことができる。テーブル2の例から得られる値が用いられる場合、Threshold_Matchの例値は上記記載の満点の一致スコアに対応する60であってもよい。満点の一致スコアよりも低い値を所定のしきい値として用いてもよいことは理解できよう。ほとんどの実施形態において、所定のしきい値を選択して、電子装置10が地理上のポジションに存在することを示すために相対的に高い信頼度を与えるようにしてもよく、それによって、電子装置10が、(WLAN接続性が利用可能となる既知の位置を表す)比較対象の基準位置Mに関連付けられたWLANのプローブを行えば、電子装置10はWLANと接続できるようになる。] [0065] 返されたスコアが所定のしきい値以上であれば、ブロック52において肯定の判定を行うことができ、次いで、論理フローはブロック54へ進むことができる。ブロック54の機能について以下さらに詳述する。簡単に言えば、ブロック54において、電子装置10はWLAN18のうちの少なくとも1つのWLANのプローブを行うことができる。WLAN18との接続を達成することができる接続起点であるポジションにおいて、又は該位置の近くに電子装置が存在することが認知された場合、ブロック52の動作はWLAN18のプローブを開始する効果を有することになる。多くのハードウェア構成の場合、WLAN18のプローブは消費電力という点でコストのかかるものと考えられる場合がある。したがって、プローブが実行されるとき、電子装置10がWLAN18と接続する可能性を高めることによって論理フローの動作はバッテリ充電を節約することが可能となる。] [0066] ブロック52において、スコアがしきい値未満であれば、論理フローはブロック56へ進むことができ、このブロック56において、WLANに関連付けられた基準位置Mの各々が更新位置Lと比較されたか否かの判定が行われる。基準位置Mのすべてが比較されたわけではない場合、論理フローはブロック50へ戻って、位置Lを基準位置Mのうちの別の基準位置と比較することができる。] [0067] 位置Lが基準位置Mのすべてと比較された場合、ブロック56において肯定の判定を行うことができ、次いで、論理フローはブロック58へ進むことができる。ブロック58において、既知のWLANのすべてに対応する基準位置Mについて位置Lが比較されたかどうかに関する判定を行うことができる。WLAN18のすべてに対応する基準位置Mが比較されていなかった場合、論理フローはブロック50へ戻って、WLAN18のちの別のWLANに対応する基準位置Mのうちの第1の基準位置Mと位置Lを比較することができる。] [0068] 位置LがWLANのすべてに対応する基準位置Mのすべてと比較されていた場合、ブロック58において肯定の判定を行うことができ、次いで、論理フローはブロック60へ進むことができる。ブロック60において、位置データの次の取得スケジュールをたてることができる。論理フローの次の反復の開始までの継続期間を設定することによってスケジューリングをたてることができる。この継続期間は、WLAN18のうちの少なくとも1つのWLANと接続する可能性が高い電子装置10が、基準位置Mのどのくらい近くに存在しているかに関する推定に依存してもよい。1つの実施形態では、ブロック50、52、56及び58の反復を通じて確立された最大スコアを決定してもよい。このスコアは、上述のThreshold_Close及びThreshold_Farのような1つ以上の所定のしきい値並びに任意の中間しきい値と比較することができる。テーブル2の例から得られる値が用いられる場合、Threshold_Closeの例値は44であってもよく、Threshold_Farの例値は−200であってもよい。1つの実施形態では、Threshold_Farは可能な最小一致スコアと同じスコアであってもよい。] [0069] スコアがブロック52の一致しきい値未満で、かつ、Threshold_Close以上であれば、電子装置10は実際に基準位置Mに一致するポジションに相対的に近いポジションにあるという結論を引き出すことが可能となる。この状況では、次の位置更新が開始されるまで、(例えば、電子装置10が一致するポジションからさらに離れていることをスコアが示した場合よりも高い頻度で位置更新を実行するように位置更新の間で遅延を確立するなどの)相対的に短い遅延を設けることが望ましい場合もある。1つの実施形態では、遅延継続期間は上述のInterval_CloseのようなThreshold_Closeに対応する間隔に設定されてもよい。テーブル2の例から得られる値が用いられる場合、Interval_Closeを示す一つの例値は約3秒にすることができる。] [0070] スコアが近さしきい値(close threshold)未満で、かつ、(存在していればThreshold_Far又は中間しきい値などの)次の最小しきい値以上であれば、電子装置10が実際に基準位置Mに一致するポジションまで相対的に離れたポジションに存在したという結論を引き出すことが可能となる。この状況では、次の更新が開始されるまで、(例えば、電子装置10が一致位置の近くに存在することをスコアが示した場合よりもさらに低い頻度で位置更新を実行するように位置更新の間で遅延を確立するなどの)相対的に長い遅延を設けることが望ましい場合もある。1つの実施形態では、遅延継続期間は上述のInterval_FarのようなThreshold_Farに対応する間隔に設定してもよい。テーブル2の例から得られる値が用いられる場合、Interval_Farを示す一つの例値は約8秒にすることができる。] [0071] ブロック44のスケジューリングと関連付けられた時間の期限が切れた後、論理フローは論理フローの次の反復を行うためにブロック60へ戻ることができる。] [0072] 図5にさらに示すように、WLAN18のうちの1つのWLANのプローブを行う例示の方法(図4の論理フローからブロック54を実行する方法など)を実行する論理処理が例示されている。論理フローは、2つ以上の既知のWLAN18が存在するか否かに関する判定が行われるブロック62から開始することができる。1より多い既知のWLAN18が存在しなければ、ブロック62において否定の判定が行われ、次いで、論理フローはブロック64へ進むことができる。ブロック64において、電子装置10はWLANのプローブの制御を行うことが可能である。その後、論理フローはブロック66へ進むことができ、そこで図4の論理フローのブロック30に戻ることによって位置分析を継続することができる。] 図4 図5 [0073] 2つ以上の既知のWLAN18が存在すれば、ブロック62において肯定の判定が行われ、次いで、論理フローはブロック68へ進むことができる。ブロック68において、WLAN18の各々にスコアを与えることができる。現在の更新位置Lに基づいて極大一致スコアを確かめることによってWLAN18にスコアを与えることができる。例えば、位置Lは個々のWLAN18について個々の基準位置Mと比較して、個々の比較に関連するスコアを返すことができる。ブロック36においてスコアリングが実行される方法で上記スコアリングを実行してもよいが、簡潔さを旨として、このスコアリングについては再述しない。1つの実施形態では、スコアを確立するために図4のブロック50、56及び60の入れ子形ループを実行してもよいが、その場合ブロック52は省かれ、それによって論理フローはブロック50からブロック56へ進むことになる。個々のWLAN18について、WLAN18に対応する位置Lを基準位置Mのすべてと比較することから得られる最大スコアは当該WLAN18の極大スコアを保持してもよい。次いで、WLAN18は極大スコアが最も大きいスコアから極大スコアが最も小さいスコアへ順序づけることができる。理解されるように、極大スコアが上がるにつれて、関連付けられたWLAN18の可能性は高くなる。] 図4 [0074] ブロックのスコア68の結果は(WLANlistN=([W1,S1],[W2,S2],...[Wn,Sn])のような順序づけられたWLANリスト18であってもよい。但し、WNはWLANのIDに対応し、かつ、Snは位置LのWLANに対応する極大スコアである。また、WLAN/極大スコアの対の順序は、S1>S2>...>Snとなるように配列されてもよい。] [0075] WLAN18のスコアリングプロセスは、例えば、以下の擬似コードリスト4において特定される論理ステップを用いて実行されてもよい。] [0076] 擬似コードリスト4] [0077] ブロック68に続いて、論理フローはブロック70へ進むことができ、そこで、ブロック70の第1の反復を行うために、電子装置は、順序づけられたWLANリスト18の中で第1のWLAN18のプローブを行う。次に、ブロック72において、電子装置10がプローブを行う対象WLAN18と接続されているかどうかに関する判定が行われてもよい。接続が確立されていれば、ブロック72において肯定の判定を行うことができ、次いで、論理フローはブロック66へ進むことができる。接続が確立されていなければ、ブロック72において否定の判定が行われ、次いで、論理フローはブロック74へ進むことができる。] [0078] ブロック74において、順序づけられたWLANリスト18の中で最後のWLAN18のプローブが行われたかどうかに関して判定を行うことができる。順序づけられたリストでWLAN18のすべてのプローブが行われなかった場合、論理フローはブロック70へ戻って、順序づけられたリストの中で次のWLAN18のプローブを開始することができる。WLAN18のすべてについてプローブが完了した場合、ブロック74において肯定の判定が行われ、次いで、論理フローはブロック66へ進むことができる。] [0079] 図1と図2に対して新たな参照を行いながら、電子装置10について追加の詳述を行う。例示の電子装置10は「レンガ」又は「ブロック」フォームファクタのハウジングを有するものとして示されてはいるが、(シェル型ハウジングのような)「フリップ」オープン型フォームファクタハウジング又は(「スライダ型ハウジング」のような)スライド型フォームファクタハウジングのような別の種類のハウジングを利用してもよいことは理解できよう。] 図1 図2 [0080] 電子装置10はディスプレイ76を含んでもよい。ディスプレイ76は動作状態、時刻、電話番号、連絡先情報、種々のメニューなどのような情報をユーザに対して表示する。これらの情報によってユーザは電子装置10の種々の機能を利用することが可能になる。ディスプレイ76を用いて、電子装置10が受信した内容と、電子装置10のメモリ78(図2)から取り出された内容の少なくともいずれかの内容を視覚的に表示することが可能となる。ディスプレイ76を用いて、写真、移動体用テレビのコンテンツ及びゲームに関連付けられたビデオのような画像、ビデオ及びその他のグラフィックをユーザに提示してもよい。] 図2 [0081] キーパッド80は多様なユーザ入力操作を提供する。例えば、キーパッド80は、電話番号、電話番号リスト、連絡先情報、覚え書き、テキストなどの英数字情報を入力するための英数字キーを含んでいてもよい。さらに、キーパッド80は、呼を開始するか、呼に応答するかのいずれかを行うための「呼送信」キー、及び、呼を終了するためのすなわち呼を「停止する」ための「呼終了」キーのような特別の機能キーを含んでいてもよい。特殊機能キーは、ディスプレイ76に表示されるメニューを通じてナビゲーションを容易にするメニューナビゲーションキーと選択キーとを含んでいてもよい。例えば、ポインティングデバイスとナビゲーションキーの少なくともいずれかを設けて、ユーザからの指向性入力を受け付けるようにしてもよい。特殊機能キーは、再生の開始、停止、及び中断と、トラックのスキップ又は反復などを行うためのオーディオビジュアルコンテンツ再生キーを含んでもよい。モバイル電話機と関連付けられた他のキーは、音量キー、音声ミュートキー、電源オン/オフキー、ウェブブラウザ起動キー、カメラキーなどを含んでもよい。ディスプレイ76に関連付けられたタッチスクリーンの形でキー又はキー様の機能を実装してもよい。また、ソフトキー機能を実現するためにディスプレイ76とキーパッド80とを互いに組み合わせて用いてもよい。] [0082] 電子装置10には、呼を確立するか、被呼/発呼装置と信号との交換を行うかの少なくともいずれかを電子装置が実行できるようにする通話回路が含まれている。但し、上記被呼/発呼装置は一般に別の移動電話機又は地上回線電話であってもよい。しかし、被呼/発呼装置は、別の電話機である必要はなく、インターネットウェブサーバ、コンテンツ提供サーバなどのような別の何らかのデバイスであってもよい。呼は任意の好適な形をとることが可能である。例えば、呼は、音声呼又はビデオイネーブルドコール(video enabled call)であってもよい。] [0083] 電子装置10は、テキストメッセージ、インスタントメッセージ、電子メールメッセージ、マルチメディアメッセージ、画像ファイル、ビデオファイル、オーディオファイル、着信音、ストリーミングオーディオ、ストリーミングビデオ、(ポッドキャスト及び独立系放送番組(RSS)のデータフィードを含む)データフィードなどのようなデータの送信と、受信と、処理とのうちの少なくともいずれかを行うように構成することができる。テキストメッセージは、普通「SMS」と呼ぶ人もいるが、シンプルメッセージサービスを表すものであることを付記しておく。SMSはテキストメッセージを交換するための代表的な規格である。上記と同様に、マルチメディアメッセージは、普通「MMS」と呼ぶ人もいるが、マルチメディアメッセージサービスを表すものであることを付記しておく。MMSはマルチメディアメッセージを交換するための代表的な規格である。データ処理は、データをメモリ78に記憶する処理と、このデータとのユーザインタラクションを可能にするアプリケーションを実行する処理と、データに関連付けられたビデオと画像の少なくともいずれかを表示する処理と、データに関連付けられたオーディオサウンドを出力する処理などを含んでもよい。] [0084] 図2は電子装置10の機能ブロック図を表す。簡潔さを旨として、電子装置10の多くの機能についてはあまり詳細には説明しない。電子装置10は、電子装置10の機能及び動作の制御全体を実行するように構成された主制御回路82を含んでもよい。制御回路82は中央演算処理装置(CPU)、マイクロコントローラ又はマイクロプロセッサのような処理装置84を含んでもよい。処理装置84は、制御回路82の内部にあるメモリ(図示せず)と、メモリ78のような独立のメモリとの少なくともいずれかのメモリの中に記憶されているコードを実行して、電子装置10の動作を実行することを意図する装置である。] 図2 [0085] メモリ78は、例えば、1つ以上のバッファ、フラッシュメモリ、ハードドライブ、取り外し可能媒体、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)又はその他の好適なデバイスであってもよい。1つの配置構成では、メモリ78は、長期データ記憶用の(NAND構成又はNOR構成のフラッシュメモリのような)不揮発性メモリと、制御回路82用のシステムメモリとして機能する揮発性メモリとを含んでもよい。例えば、揮発性メモリは同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)を実装したRAMであってもよい。メモリ78はデータバスを介して制御回路82とデータ交換を行うことができる。メモリ78と制御回路82との間に付随制御ライン及びアドレスバスが存在してもよい。] [0086] 処理装置84はWLAN近接度評価機能部12の実行コードを実行することができる。電子装置10をプログラムして、WLAN近接度評価機能部12に関連付けられた論理機能を動作させ、かつ、この機能を実行する方法は、コンピュータプログラミングの当業者、及び、特に移動電話機や別の電子装置用のアプリケーションプログラミングの当業者には明らかである。したがって、具体的なプログラミングコードに関する詳細については簡潔さを旨として省略した。また、WLAN近接度評価機能部12が、実施形態に従って処理装置22により実行され、かつ、メモリ78によって記憶されるのに対して、上記のような機能はまた、専用のハードウェアやファームウェア、あるいは、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアのうちの少なくともいずれかの何らかの組み合わせによっても実行することが可能である。] [0087] 引き続き図1及び図2を参照すると、電子装置10には無線回路88に結合されたアンテナ86が含まれる。無線回路88は、アンテナ86を介して信号を送受信するための無線周波数送受信機を含む。無線回路88は、移動通信システムにおいて動作するように構成することができると共に、データと視聴覚コンテンツの少なくともいずれかの送受信を行うために用いることができる。移動無線ネットワークと放送ネットワークの少なくともいずれかのネットワークとインタラクションを行うための受信機のタイプには、例えば、GSM、CDMA、WCDMA、GPRS、WiFi、WiMAX、携帯機器向けデジタルビデオ放送(DVB−H)、地上デジタルテレビジョン放送(ISDB)などのみならず、これらの規格の上位バージョンなども含まれる。但しこれらのみに限定されるわけではない。アンテナ86及び無線回路88は1つ以上の無線トランシーバを表してもよいことは理解できよう。] 図1 図2 [0088] 電子装置10には、無線回路26により送信され/無線回路26から受信されるオーディオ信号の処理を行う音響信号処理回路90もさらに含まれる。一般に行われているように、電子装置電子装置10を介してユーザが聴いたり、通話したりすることができるように、スピーカ92及びマイク94が音響信号処理回路90に結合されている。無線回路88及び音響信号処理回路90は処理全体を実行できるように、個々に制御回路82に結合されている。ユーザに対して再生を行うために、制御回路82から音響信号処理回路90へオーディオデータを渡すことができる。オーディオデータは、例えば、メモリ78により記憶され、かつ、制御回路82により取り出されたオーディオファイルから得られるオーディオデータか、移動無線サービスから得られるストリーミングオーディオデータの形で受信されるオーディオデータを含むものであってもよい。音響信号処理回路90は任意の適当なバッファ、デコーダ、増幅器などを含んでもよい。] [0089] ディスプレイ76は、ディスプレイ76を駆動するために用いられるビデオ信号にビデオデータを変換するビデオ処理回路96によって制御回路82に結合されたものであってもよい。ビデオ処理回路96は、任意の適当なバッファ、デコーダ、ビデオデータプロセッサなどを含むものであってもよい。ビデオデータは制御回路82によって作成されるか、メモリ78内に記憶されているビデオファイルから取り出されるか、無線回路88によって受信された着信ビデオデータストリームから導き出されるか、あるいは別の任意の好適な方法によって取得されるものであってもよい。] [0090] 電子装置10は1つ以上のI/Oインタフェース98をさらに含むものであってもよい。(単複の)I/Oインタフェース98は典型的な移動電話機用I/Oインタフェースの形をしたものであってもよく、1つ以上の電気コネクタを含むものであってもよい。一般に行われているように、(単複の)I/Oインタフェース 98を用いて電子装置10をバッテリ充電器に結合して、電子装置10の内部にある電力供給装置(PSU)100のバッテリ充電を行うことができる。さらに、あるいは、代替例において、(単複の)I/Oインタフェース98は、電子装置10との有線インタフェースを有するヘッドセットアセンブリ(個人用ハンズフリー(PHF)装置など)に電子装置10を接続する役割を果たすことができる。 @ さらに、(単複の)I/Oインタフェース98は、データ交換用データケーブルを介して電子装置10をパーソナルコンピュータ又は別の装置に接続する役割を果たすことも可能である。電子装置10は、車輌用電源アダプタ又は電気コンセントの電源アダプタに接続されているとき、(単複の)I/Oインタフェース98を介して動作電力を受け取ることができる。外部電源が存在しない場合、PSU100は電子装置10を動作させるための電力を供給することができる。] [0091] 電子装置10はまた、制御回路82及びメモリ76のような、電子装置10の種々の構成要素を計時するためのシステムクロック102を含んでもよい。] [0092] 電子装置10は、デジタル写真とデジタル動画の少なくともいずれかを撮影するカメラ104を含んでもよい。写真と動画の少なくともいずれかに対応する画像ファイルとビデオファイルの少なくともいずれかのファイルがメモリ78に記憶されてもよい。] [0093] 電子装置10は、全地球測位システム(GPS)受信機、ガリレオ衛星システム受信機などのような位置データ受信装置106を含むものであってもよい。位置データ受信装置106は電子装置10の地理上のポジションの決定に関与することができる。] [0094] 電子装置10は、付属品、コンピュータ又は別の装置との通信を確立するための赤外線トランシーバと、(ブルートゥースインタフェースなどの)RFインタフェースとの少なくともいずれかのようなローカル無線インタフェース108を含むものであってもよい。例えば、ヘッドセットアセンブリが対応する無線インタフェースを有しているある実施形態では、ローカル無線インタフェース108は電子装置10を(PHF装置などの)ヘッドセットアセンブリに作動的に結合することができる。] [0095] 或る好ましい実施形態を図示し、説明したが、本明細書を読み、理解するとき、添付の請求項の範囲に属する均等物及び変更が当業者である別の人々の心に思い浮かぶことは理解されよう。] [0096] 本願は、2007年12月7日に出願された米国仮特許出願第61/012,306号からの優先権を主張し、その教示内容全体は参照により本願に組み込まれる。また、本願は2007年12月20日に出願された米国出願第11/960,802号の一部継続出願であり、その教示内容全体は参照により本願に組み込まれる。参照により本願に組み込また発明主題が上記開示の明細書の書面及び図面に明白に記載されている発明主題と矛盾する場合、不定性という問題点と、明瞭性の欠如という問題点の少なくともいずれかの問題点を取り除くのに必要な程度まで上記開示が適用されるものとする。]
权利要求:
請求項1 汎用ネットワーク対応の電子装置によってWLANのプローブを開始する方法であって、前記電子装置における現在の位置メトリックであって、前記電子装置の現在のポジションと関係すると共に、該現在のポジションにおいて確かめられたそれぞれの信号強度値に従って順序づけられたセルラ通信基地局識別子のリストである前記位置メトリックを生成するステップと、前記WLANに対する基準位置メトリックであって、前記電子装置が該WLANに接続されていた該電子装置の以前のポジションと関係するセルラ通信基地局識別子と、該以前のポジションにおいて確かめられたそれぞれの信号強度値に従って順序づけられた前記基準位置メトリック用の基地局識別子とのリストである前記基準位置メトリックと、前記位置メトリックとを比較するステップと、前記電子装置が前記WLANに接続され、かつ、前記位置メトリックが前記基準位置メトリックとの間で、第1の所定のしきい値である地理的な相関値未満の値を有している場合、追加の基準位置メトリックとして前記位置メトリックを前記WLANと関連付けるステップと、前記電子装置が前記WLANに接続されず、かつ、前記位置メトリックが前記基準位置メトリックとの間で、第2の所定のしきい値である地理的な相関値よりも大きい値を有する場合、前記プローブを開始するステップとを含むことを特徴とする方法。 請求項2 前記基準位置メトリックと、前記位置メトリックとを比較する前記ステップは、前記位置メトリックでの前記基地局識別子の順序が前記基準位置メトリックでの前記基地局識別子の順序にどのくらい良好に対応しているかに基づく値を有する一致スコアを生成するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 請求項3 前記基準位置メトリックの中に存在しない基地局識別子が前記位置メトリックの中に含まれていれば、前記一致スコアは減らされることを特徴とする請求項2に記載の方法。 請求項4 複数のWLANが存在し、個々の比較に対応する地理上の一致スコアを生成するために、個々の前記WLANについて該WLANに対する前記位置メトリックを前記基準位置メトリックと比較し、前記一致スコアのうちの最大スコアを決定し、個々の前記WLANに対する最大一致スコアに基づいてWLANを順序づけることによって前記決定された順序で前記複数のWLANの各々のプローブが行われることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の方法。 請求項5 前記電子装置が前記WLANに接続されていなければ、該電子装置の次の現在位置メトリックが生成されるまで、遅延継続期間が確立され、前記遅延継続期間は、前記現在位置メトリックと前記基準位置メトリックとの間の地理的対応関係に基づくことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の方法。 請求項6 前記基準位置メトリックは、複数の前記基準位置メトリックのうち、前記現在位置メトリックと最大の地理的対応関係を有するものであることを特徴とする請求項5に記載の方法。 請求項7 WLANへの電子装置の近接度を評価する方法であって、個々の基地局識別子の信号強度値に基づいて順序づけられたセルラ通信基地局識別子のリストによって定義される、前記電子装置における現在位置メトリックを生成するステップと、前記電子装置が前記WLANに接続されていたポジションに対応する1つ以上の基準位置メトリックであって、かつ、該基準位置メトリックが確立された時点における個々の前記基地局識別子の信号強度値に基づいてソートされたセルラ通信基地局識別子のリストによって定義される前記1つ以上の前記基準位置メトリックとの地理的対応関係に対する前記位置メトリックのスコアリングを行うステップと、前記地理的対応関係が前記WLANのプローブを行うのに有利であるかどうかを前記スコアリングの結果に基づいて判定するステップとを含むことを特徴とする方法。 請求項8 前記位置メトリックと個々の前記基準位置メトリックとの間の地理的対応関係は、前記位置メトリックでの前記基地局識別子の順序が前記基準位置メトリックでの前記基地局識別子の順序にどのくらい良好に対応しているかに基づく値を有する一致スコアによって定義されることを特徴とする請求項7に記載の方法。 請求項9 前記基準位置メトリックの中に存在しない基地局識別子が前記位置メトリックの中に含まれていれば、前記一致スコアは減らされることを特徴とする請求項8に記載の方法。 請求項10 プローブを行うのに有利であるかどうかを判定する前記ステップが有利のものであれば、前記WLANのプローブを行うステップをさらに含むことを特徴とする請求項7乃至9の何れか1項に記載の方法。 請求項11 複数のWLANが存在し、個々の比較に対応する地理上の一致スコアを生成するために、個々の前記WLANについて該WLANに対する前記位置メトリックを前記基準位置メトリックと比較し、前記一致スコアのうちの最大スコアを決定し、個々の前記WLANに対する最大一致スコアに基づいてWLANを順序づけることによって前記決定された順序で前記複数のWLANの各々のプローブが行われることを特徴とする請求項10に記載の方法。 請求項12 前記電子装置の次の現在位置メトリックが生成されるまで、遅延継続期間を確立するステップをさらに含み、前記遅延継続期間は、前記現在位置メトリックと前記1つ以上の基準位置メトリックとの間の地理的対応関係に基づくことを特徴とする請求項7乃至11の何れか1項に記載の方法。 請求項13 汎用アクセスネットワーク対応の移動電子装置であって、WLANの可用性に依存して、セルラ通信基地局又は前記WLANを介してコア移動通信ネットワークとの通信を確立する無線回路と、前記WLANへの近接度を評価するコントローラとを備え、前記コントローラは、個々の基地局識別子の信号強度値に基づいて順序づけられたセルラ通信基地局識別子のリストによって定義される、前記移動電子装置に対する現在位置メトリックを生成し、前記移動電子装置が前記WLANに接続されていたポジションに対応する1つ以上の基準位置メトリックであって、かつ、該基準位置メトリックが確立された時点における個々の基地局識別子の信号強度値に基づいてソートされるセルラ通信基地局識別子のリストによって定義される前記1つ以上の基準位置メトリックとの地理的対応関係に対応する位置メトリックのスコアリングを行い、前記スコアリングの結果に基づいて前記地理的対応関係が前記WLANのプローブを行うのに有利であるかどうかを判定することを特徴とする移動電子装置。 請求項14 前記位置メトリックと個々の前記基準位置メトリックとの間の前記地理的対応関係は、前記位置メトリックでの基地局識別子の順序が前記基準位置メトリックでの基地局識別子の順序にどのくらい良好に対応しているかに基づく値を有する一致スコアによって定義されることを特徴とする請求項13に記載の移動電子装置。 請求項15 前記基準位置メトリックの中に存在しない基地局識別子が前記位置メトリックの中に含まれていれば、前記一致スコアは減らされることを特徴とする請求項14に記載の移動電子装置。 請求項16 前記プローブを行うのに有利であるかどうかの判定が有利なものであれば、前記移動電子装置は、前記WLANのプローブを行うことを特徴とする請求項13乃至15の何れか1項に記載の移動電子装置。 請求項17 複数のWLANが存在し、前記コントローラは、個々の比較に対応する地理上の一致スコアを生成するために、個々の前記WLANについて該WLANに対する前記位置メトリックを前記基準位置メトリックと比較し、前記一致スコアのうちの最大スコアを決定し、個々の前記WLANに対する最大一致スコアに基づいて該WLANの順序を確立し、該WLANの順序で該WLANのプローブを行うために前記移動電子装置を制御することを特徴とする請求項16に記載の移動電子装置。 請求項18 前記コントローラは、前記移動電子装置の次の現在位置メトリックが生成されるまで、遅延継続期間を確立するようにさらに構成され、前記遅延継続期間は、前記現在位置メトリックと前記1つ以上の基準位置メトリックとの間の地理的対応関係に基づくことを特徴とする請求項13乃至17の何れか1項に記載の移動電子装置。
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